インスタレーション計画案

候補地の山並みを活かすことが与件としてあった。
一瞬とて同じ表情を見ない風景を、鏡を用いてさまざまな角度から取り込み、多角的に自然を楽しむことができるような仕掛けを考えた。

MIRROR

現実の世界はひとつだけ

この世は3次元だが、実態は2次元の集合体として成り立っているのかもしれない。
そう考え、一旦平面化した媒体(平面的に配した鏡)を通して世界を覗いてみる。
そこには、紛れもない3次元の空間、そう、私たちが身を置く世界が存在している。

更に、鏡の角度を振ることで、この地ならではの多様性・多彩な表情を感じとることができる。
何気ないひとコマひとコマが不思議な感覚を想起させ、
この世が3次元の世界であることを再認識することとなり、地に足をつける。

その時、わたしたちは世界が多くの可能性を秘めていることに気が付く。

この世には多様な世界がある。
色々な世界・多様な風景を感じてもらうことで、新たな世界観の獲得に繋がっていけばと願っている。

クライアント:プロポーザル
事業内容:家具デザイン、インスタレーション